2016年2月
漆と金閣寺
1397年に京都の鹿苑寺に足利義光が建立した舎利殿、俗称・金閣寺。
1950年に放火によって焼失し、現在のものは1955年に再建されたものです。
この金色に輝く建物、実は10.8㎝四方の金箔が20万枚も使われているのです!
そして、なんと、大量の金箔を貼るために用いられたのが漆!
というより、もともと全体的に漆塗りの建物だそうで、漆の欠点である太陽光線の紫外線を遮断するために
金箔を貼ったと言われています。
なんとも贅沢ですよね~
もし金箔を貼らなかったら黒色?赤色?だったのかな?
では、銀閣寺も漆塗り?どうなのでしょうか。
また今度調べてみます。
漆と南部鉄器
こんにちは。
今朝、NHK教育の子ども向け番組で岩手県の南部鉄器が取り上げられており、
何気なしに観ておりましたら・・・鉄瓶の製作工程で漆が大活躍しておりました。
なんと、300℃に熱した鉄瓶の外側一面に塗られてジュワーッ。
勢いよく湯気が上がっています。なんとも大胆です。
こうして鉄瓶の外側を漆で錆止めするそうです。そして、もちろん塗料としても使われておりました。
「漆を塗る」という一般的なイメージは、職人さんが刷毛で何度も丁寧に、むらなく繊細に・・・といった感じですが。
漆は日本の伝統的な自然の塗料であり、錆止めであることを改めて認識しました。
ちなみに、番組最後にちらっと紹介されていた「南部鉄器のカラフルティーポット」がとても可愛らしくて素敵でした。
海外でインテリアとして人気なんだそうです!納得!